エルメス ピコタンの人気色|選び方と希少色を解説
目次

ピコタンは色の選択肢が広いぶん、どの色を選ぶかで印象や使いやすさが変わります。淡い色は扱い方に注意が必要で、希少性や価格も色名だけでは判断できません。
本記事では、ピコタンの定番色と希少色の実際、色と価格の関係、そして淡色を選ぶときの注意点を整理します。色選びに迷ったときは、GINZA CELIA公式LINEからお気軽にご相談ください。
この記事でわかること
- ピコタンの軸になる色と、常設かどうかと出回りやすさの関係
- 「希少色」という言葉をどこまで信じてよいか
- 色以外に価格を左右する条件
- 淡い色を選ぶときに知っておきたい構造上の注意
- 金具の色の選び方
ピコタンの軸になる3色
ピコタンの色は毎シーズン入れ替わりますが、長く展開が続く色とそうでない色があります。まず軸になる3色を押さえてください。
ノワール・ゴールド・エトゥープ
エルメスのバッグで常時展開されるのは、ノワール(黒)・ゴールド(明るい茶)・エトゥープ(グレージュ)の3色とされます。ピコタンでもこの3色が選びやすく、装いを選ばないぶん最初の1点に向いています。
エトゥープは灰色がかったベージュで、黒にも茶にも寄りません。ゴールドはキャメルに近い明るい茶で、ピコタンのカジュアルな形とよく合います。バーキンとケリーの人気色はバーキンの人気色ランキングとケリーの人気色ランキングでご紹介しています。

常設かどうかと出回りやすさは別
常設3色は継続して作られるため、中古・未使用品の市場でも比較的見かけやすい一方、展開が断続的な色でも時期によって流通することがあります。
「常設色だから見つけやすい」「常設でないから希少」とは限りません。次に紹介する淡色のように、常設3色に含まれなくても名前の挙がりやすい色があります。
人気の淡色 ― クレ・ナタ・エクリュ
常設3色の次に名前が挙がるのが、白からクリーム寄りの淡い色です。ピコタンの丸みのある形にもなじみやすい色です。
白系の色名と違い
クレはチョークを意味する白、ナタは生クリームのような黄みのある白、エクリュは生成りに近い色です。いずれも純白ではなく、少し濁りのある白と考えるとイメージが近くなります。
淡色は汚れが目立つぶん状態の良し悪しが価格に出やすく、個体差が大きくなりやすい色です。なおエクリュを含む2トーンの配色は、キャンバス素材のモデルで見られる仕様です。
淡色が選ばれる理由
ピコタンは口が大きく開く形で、中身が見えやすいバッグです。淡色は内部が明るく見えるため、荷物を探しやすいという実用面の利点があります。
装いの面でも、黒や茶より軽やかな印象になります。春夏だけでなく、冬の濃い色の装いに差し色として使う選び方もあります。
なお同じ色でもサイズによって印象は変わります。18は色の面積が小さいぶん淡色でも軽く見え、22以上になると色そのものの存在感が強く出ます。
「希少色」をどう考えるか
色を紹介する記事では「希少色」という言葉がよく使われますが、この言葉の根拠は案外はっきりしません。判断の目安を整理しておきます。
色名で希少性は決まらない
ある色が入手困難かどうかは、色名だけでは判断できません。実際の入手しやすさは、その時期の展開状況や流通する個体数によって変わるため、希望するサイズや素材も含めて確認することが大切です。
色・サイズ・素材の組み合わせで探す
常設色であっても、希望する色・サイズ・素材の組み合わせがいつでも見つかるとは限りません。
入手しやすさは色名だけでなく、その時期の生産・入荷状況や、サイズ・素材との組み合わせによって変わります。色を限定するほど選択肢は狭くなります。
第一希望を決めたうえで、近い色味の第二候補まで考えておくと、条件に合う個体を比較しやすくなります。
色と価格の関係
色は価格に影響する条件のひとつですが、色だけで価格が決まるわけではありません。色を軸に予算を考える前に、押さえておきたい点を整理します。
色だけで価格は決まらない
同じピコタンでも、サイズ・素材・製造年・状態・付属品が違えば価格は大きく変わります。色は価格を左右する条件のひとつにすぎず、サイズ・製造年・状態・付属品も大きく関わります。希少色が高値になる例もありますが、必ずしも高くなるとは限りません。
販売店の価格を見比べるときは、色より先にサイズ・製造年・状態が揃っているかを確認してください。条件の揃わない2点を色だけで比べると、色の影響を見誤ります。
予算は色より先にサイズと状態で考える
ピコタンの場合、18と22では容量がはっきり違います。まず必要な容量でサイズを決め、そのサイズのなかで状態の良い個体を選び、最後に色を絞るという順序にすると判断が安定します。順序を逆にすると、色だけが理由で条件の悪い個体を選ぶことになりかねません。
淡色を選ぶときの注意
ピコタンには構造上、淡色で注意しておきたい点があります。購入前に知っておくと、選び方も手入れの仕方も変わります。
内側に裏地がない
ピコタンは内側に裏地がなく、革の裏面がそのまま露出しています。汚れを受け止める層がないため、内側も外側と同じように扱う必要があります。
口が大きく開く形でもあるため、ほこりも入りやすい構造です。使わないときは保存袋に入れ、形を保った状態で保管してください。
濃い色の衣類との接触
淡い色の革は、濃い色の衣類と繰り返し接触することで色移りが生じる場合があります。とくにデニムなど色落ちしやすい衣類と合わせる際は、バッグが衣類と長時間こすれない持ち方を意識しましょう。
色移りが起きた場合は、自己判断で洗剤やクリーナーを使うと革の色や質感を損なうおそれがあります。無理に落とそうとせず、まずはエルメスのアフターサービスに相談することをおすすめします。革の種類と状態に応じて対処方法を判断することが大切です。
アフターサービスの受付や対応内容は、製品の状態などによって異なる場合があります。購入経緯や付属品など、手元で確認できる情報を整理して相談するとスムーズです。修理の依頼先ごとの違いはエルメスの修理はどこに頼む?で解説しています。
金具の色の選び方
ピコタンには金具の選択肢があります。本体色との組み合わせで印象が変わるため、見え方を軸に選ぶと判断しやすくなります。
パラジウムとゴールドで印象が変わる
ピコタンにはパラジウム金具やゴールド金具があり、同じ本体色でも金具によって印象が変わります。
金具の色だけで価格を判断せず、予算よりも本体色や手持ちのアクセサリーとの相性で選ぶのが自然です。
本体色との組み合わせで選ぶ
パラジウムは落ち着いた銀色で、淡色にも濃色にもなじみます。
ゴールド金具は暖かみが出るため、ゴールドやエトゥープのような茶系の色と合わせると全体がまとまります。迷ったときは、手持ちのアクセサリーの色に寄せると失敗が少なくなります。

よくある質問
Q. 最初の1点ならどの色を選ぶべきですか?
A. 装いを選ばない点では、常時展開されているノワール・ゴールド・エトゥープの3色が無難です。特にエトゥープは灰色がかったベージュで黒にも茶にも寄らないため、手持ちの服を選びません。淡色に惹かれる場合も、まずこの3色のいずれかを1点持ってから2点目で冒険するほうが、使う頻度は高くなります。はじめての1点の選び方ははじめてのエルメスバッグでもご紹介しています。
Q. 人気色のほうが売るときに高くなりますか?
A. 色だけで価格は決まらず、製造年・状態・付属品などとあわせて決まります。人気色や珍しい色ほど高く売れるとも言い切れません。売却時の価格を主な理由に色を決めるより、使いたい色を選んだほうが満足度は高くなります。
Q. 淡い色は汚れやすくて後悔しませんか?
A. ピコタンは内側に裏地がなく革の裏面が露出しているため、淡色は内外とも汚れが見えやすいのは事実です。ただし濃い色の衣類との接触に気をつけ、使わないときに保存袋へ入れる習慣があれば、極端に扱いにくいわけではありません。不安であれば、ノワール・ゴールド・エトゥープのいずれかを1点持ったうえで2点目に淡色を選ぶと、使い分けができて気が楽になります。
Q. 金具はゴールドとパラジウムのどちらがよいですか?
A. 金具の色だけで価格を判断せず、本体色や手持ちのアクセサリーとの相性で選ぶのがおすすめです。パラジウムは落ち着いた銀色で淡色にも濃色にもなじみ、ゴールド金具は暖かみが出るため茶系の本体色とも合わせやすくなります。
Q. 希望の色が見つからないときはどうすればよいですか?
A. 色を限定しすぎず、第一希望に近い色味まで候補を広げると比較しやすくなります。写真と実物では印象が変わることもあるため、可能であれば複数の候補を実物で見比べて選んでください。
まとめ
ピコタンの色選びは、常時展開のノワール・ゴールド・エトゥープを軸に考えると迷いません。クレやナタなどの淡色は名前の挙がりやすい色ですが、内側に裏地がない構造のぶん扱いに気を配る必要があります。
「希少色」という言葉は根拠が曖昧で、入手しやすさは色名だけでなく生産・入荷状況やサイズ・素材との組み合わせによって変わります。色だけで価格は決まらず、サイズ・製造年・状態といったほかの条件とあわせて判断する必要があります。
在庫はピコタンコレクションからご確認いただけます。色やサイズで迷った際はGINZA CELIA公式LINEからお気軽にご相談ください。
この記事のまとめ
- ✓常時展開はノワール・ゴールド・エトゥープの3色
- ✓「希少色」は色名では決まらず、入荷事情で変わる
- ✓色だけで価格は決まらず、サイズ・製造年・状態とあわせて判断する
- ✓ピコタンは内側に裏地がなく、淡色は内外とも汚れが見えやすい
- ✓金具は本体色との組み合わせや見え方で選ぶ